バイオエタノール
エタノールとはアルコールの一種で一般的にはメチール・アルコールとも呼ばれています。これをバイオ技術を利用して作り出そうというのがバイオエタノールで、石炭や石油などの化石燃料が枯渇の一途をたどっているなかで持続的に再生産できる上に、環境にもやさしいので、いまや新エネルギーの希望の星として大きな期待がかけられています。生物を原料としたエネルギー源物質はバイオマスと総称されますが、世界に先駆けてこれを大量生産し、実際に自動車を走らせている大国としてはブラジルが有名です。サトウキビやトウモロコシ木材などを主な原料として糖分を発酵させてメタノールを取り出しています。そのために食料問題にも配慮すべきだという議論も出てはいますが、炭酸ガスの排出量が少なく、原油価格の安定にも大きく寄与しているというので、日本でも本格的に導入しようという機運が高まっています。特に日本の石油連盟が近年力を入れているエチル・ターシャリー・ブチル・エーテル(ETBE)という方式は、既にフランスやスペインでも実用化されており、大きな成果をあげています。バイオエタノールと石油系ガスのイソブテンを3対4の比率で混ぜて、化学反応をおこさせて作ったETBEというガソリン基材を従来のガソリン燃料と混合して使うと、大きな節約になるというものです。これに対してバイオエタノールをガソリンに直接混ぜて使うという方法も環境庁などを中心に着々と進められており第2の石油としての需要はますます増大しつつあります。
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